エルベクリスタルは、東ヨーロッパの豊かな森林資源とエルベ河の水を用いて中世の昔から受け継がれている、伝統的なガラス工芸品です。

ヴェニスで生まれた薄手のヴェネチアンガラスに対し、「森のガラス」と称され、その重厚華麗な装飾性によって、ヨーロッパ中の王侯貴族に珍重されてきました。水晶を意味するクリスタルは鉛酸化物を含み、透明度、反射率、屈折率ともに高く、カットやエングレーヴィングによってさまざまなデザインが生まれます。また、色被せ技法からは、さらに深みのある光彩がたち現れます。カットに高い技術を誇るドイツ、ブナやカシの木灰を用いたカリガラスに独自の伝統をもつチェコと、豊かな歴史を感じさせるルーマニアの洗練されたデザイン。国を越え、遠く12世紀にその起源をみる光の芸術は、ガラス工芸の最高峰として、見る人に深い充足感を与えてくれます。
エルベクリスタルのインテリアでは、イタリア、ヴェネチアンガラス製のツリーを造るパーリセ、ハンドメイドでアートガラスを造るスペインのヌリアグラウが人気です。